名張、宇陀両市と曽爾、御杖、山添、東吉野4村で作る東奈良名張ツーリズム・マーケティング(ENN)は1月28日、外国人観光客の誘致のため海外の旅行業者を招待する視察旅行「ファムトリップ」を開いた。【青蓮寺湖観光村でイチゴ狩りを体験する参加者=名張市青蓮寺で】

 2回目の開催で、昨年10月に大阪であった商談会で興味を示した企業を招き、ベトナム、フィリピン、台湾からの訪日旅行を手掛ける代理店4社が参加した。初日は山添村の神野山や名張市の赤目四十八滝を見学後、青蓮寺湖観光村でイチゴ狩りを体験した。

 初めてこの地域を訪れたというベトナム人向け旅行代理店、タガージャパン(東京)社員のグエン・チャウ・ホン・ニュットさん(27)は「奈良から京都に向かうルートが中心で見落とされていたが、日本の自然や文化を深く知りたいという要望もある。特にベトナムの女性は果物が好きで、採れたてを洗わず口にできる体験施設は魅力だと思う」と話していた。

 フィリピンの旅行代理店、カーセルトラベルソリューションズの社長兼CEO、パパ・エリックジョージさん(47)は「2週間後のエキスポで、早速このエリアをプロモーションしたい」と意欲を語った。

 この日は他に、市内の飲食店でENN構成自治体の首長が参加する歓迎会があった。29日からは丹生川上神社(東吉野村)や曽爾高原(曽爾村)など各市村を視察し、31日まで滞在する。

 日本政府観光局のデータによると、昨年日本を訪れた外国人観光客は推計で、フィリピン国籍が61万3100人で前年比21・7%増、ベトナム国籍が49万5100人で前年比27・3%増と伸びている。