伊賀市は1月21日、中心市街地に計画している忍者体験施設について同市上野丸之内の「成瀬平馬家屋敷跡」が最も望ましい候補地とする中間報告をまとめ、公表した。当初は改修した旧市役所庁舎内に整備する計画だった。2022年4月の開業を目指している。【忍者体験施設の候補地として示された成瀬平馬家屋敷跡=伊賀市上野丸之内】

 この日開かれた市議会議員全員協議会で検討結果を説明した。同屋敷跡は、市指定文化財で江戸末期に建てられた上野城下町の城内で唯一残る木造平屋建ての長屋門(保存修理中)の北側部分で、敷地は約1000平方メートル。

 市は昨年11月と12月に実施した市民ワークショップで、最低敷地面積850平方メートルの条件を満たした「上野ふれあいプラザ」(上野中町)やだんじり会館(上野丸之内)など市有地の5か所から同屋敷跡と「上野ふれあいプラザ」(上野中町)を提案。ワークショップでは参加者から同屋敷跡が最も多い票を得た。

 議員からは、同屋敷跡が5つの候補地で最も狭く、「なぜ選んだのか」との質問があり、観光戦略課は「必要最低限の敷地面積はクリアしている」と回答。他には「(忍者体験の)具体的な中身の議論がない」などの指摘が出た。