悠久の彼方を思い、たおやかに―。中国民族楽器「二胡」のサークル「ひだまり」は、名張市内の介護施設や地域の行事などで演奏し、癒やしの音色を届けている。

 結成から4年、50代から70代の男女8人が月に4回、桔梗が丘5番町東集会所などに集まり腕を磨く。演奏の場は3か月に1回ほどで、9月には富貴ヶ丘Ⅲ期自治会主催の敬老祝賀会で「蘇州夜曲」、「見上げてごらん夜の星を」や童謡など10曲余りを披露。時には来場者に歌詞カードを渡し、一緒に歌ってもらうこともあるそうだ。

 9年前に二胡を始めた同桔梗が丘南の小松原千鶴子さん(66)は「二胡が好きで、皆で楽しく和気あいあいと練習しています」、代表の雨宮松雄さん(78)は「依頼があれば演奏しに行きます。ぜひお声掛けください」と話していた。

2019年11月23日付 760号 2面から

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