警察犬の嘱託書交付式が12月5日、伊賀市四十九町の伊賀署であった。いずれも犬種がシェパードの4頭で、“鼻の捜査官”として要請があった犯罪捜査や行方不明者の捜索に出動する。【4頭の嘱託警察犬と所有者の中さん(左から2人目)、碇さん(右端)=伊賀署玄関前で】

 期間は来年1月からの1年間。4頭は伊賀市丸柱のドッグスクール経営、中誠太郎さん(66)が所有するベルナ・フォム・ハウス・M.I号(雌、10才)=足跡追及部門=とエルミナ・フォム・ハウス・M.I号(雌、7才)=警戒部門=、グロリア・フォム・ハウス・M.I号(雌、6才)=同、同じくドッグスクール経営の同市沖、碇良博さん(71)が所有するザック・オブ・シャイニング・ゴールド号(雄、7才)=足跡追及部門=で、グロリア号が嘱託警察官になるのは今回が初めて。

 同署によると、10月8日に鈴鹿市内で開かれた嘱託警察犬を選ぶ審査会で、参加した32頭のうち、主に伊賀署管内で活動する4頭を含む23頭が合格した。記念撮影の後、西久保陽署長は「最近県内で行方不明事案が起きている。管内外に限らず、活躍してくれることを願っている」と期待を寄せた。

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