2020年東京五輪の新種目・スポーツクライミングに魅せられた、名張市東田原の小山楚嵐君(10)。美旗小学校の4年生ながら、これまでに出場した大会で26のトロフィーや盾を手にし、東京の次のパリ五輪出場を目指す。【これまでの大会で獲得したメダルや盾を手にする小山君】

 園児のころにテレビで見た番組を機に、小学校入学と同時に、市内の専用ジムで初挑戦。めきめきと頭角を現した。2年生になると週に3回、津市内のジムへ通うようになった。更に愛知や大阪へと場所を増やし、今では週5日のペースで練習に通っている。

数々の入賞

 初めて大会に出場したのは2年生の時。全国から集まった小学1、2年生を対象とした大会で、「予選通過できたらいいな」と挑んだところ、いきなり優勝。うれしくて、「ますます頑張ろう」と思ったそう。以来、出場する数々の大会で入賞している。

 数ある競技の種類では、高さ約5㍍の壁を時間内にいくつ登れるかを競う「ボルダリング」、10㍍以上の壁をどこまで登れるかを競う「リード」が好き。

「みなとオアシス岸和田CANCANカップ2019」 での様子(提供写真)

 最近では10月中旬に大阪府であった「みなとオアシス岸和田CANCANカップ2019」のリードで優勝、11月上旬に岡山県であった「THE NORTH FACE CUP2020予選」U10部門のボルダリングで優勝し、来年3月にある同カップの全国大会へ駒を進めた。

 スポーツクライミングだけでなく、屋外での岩登りも好きだという小山君。愛知の鳳来峡や奈良のみたらい渓谷などでクライミングの経験もある。刺激を受けた父親の浩史さん(44)も1年前からクライミングを始めた。

 「東京五輪出場内定を決めた楢崎智亜選手が憧れ」と話す小山君。海外大会への出場も視野に入れ、その先を見据えている。

2019年11月23日付 760号 3面から