独特の世界観で絵画を創作する「kiku」。伊賀市ゆめが丘4丁目の会社員、菊山義中さん(39)の作家名だ。ダイナミックなライブペイントパフォーマンスも評判を呼び、12月初旬に市内である「イガデハク2019」でも披露する。【作品を背にする菊山さん=伊賀市ゆめが丘4で】

 「線や色に特徴がある」と評価されることが多いという菊山さんの作品。えんぴつ、ボールペン、クレヨン、アクリル絵a具など画材にこだわらず、風景や人物、動物など、ヒントを得たものから創作する。

 普段は、仕事の合間に黙々と描き、仕上げていく。およそ3か月に1度、県内外のイベントに出展、作品展示の他、ライブペイントも披露する。ライブではミュージシャンとの共演が多く、観客の反応が「体感」できるのが魅力だという。

 12月6日から8日まで、同市ゆめが丘1丁目のゆめドームうえのとゆめぽりすセンターで開かれる「イガデハク2019」には、7、8日の両日に参加する。

 今回は数点の大作を展示するのを始め、エントランスに貼った縦2㍍、横4㍍のキャンバス紙にアクリル絵の具で作画するライブペイントパフォーマンスを披露。3回目の試みで、絵の具を投げつけるように、また、手につけた絵の具で直に描く手法に、来場者からは毎回、感嘆の声が上がるという。

 菊山さんは「今年も何を描くか決めて行かず、現場で湧いてくる感じを表現したい」と話している。

 数多くの手づくり工芸作品が並び、体験もできる「イガデハク」は、6日正午から午後6時、7日午前10時から午後6時、8日午前10時から午後4時まで開催。入場無料で、飲食ブースやストリートライブもある。

 イガデハクの問い合わせは主催の社会をデザインするネットワーク(080・6919・8863)まで。

2019年11月23日付 760号 12面から

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