伊賀市は11月28日、熊らしき動物を見たと住民からの情報を受け設置していた監視カメラ2基を18日に撤去したと発表した。映像には鹿しか撮影されておらず、痕跡となる熊の足跡やふんが発見されていないことや目撃者が他にいないことなどが理由で、今後新たな目撃情報があれば、再設置するという。

 監視カメラの設置は先月24日。熊らしき動物の出現情報は23日午前11時ごろ、同市高尾に住む70代の女性が県道老ヶ野古田青山線を車で走行中、津市美杉町内の桜峠付近で体長約1メートルの毛色が黒い動物を見たと、同地区市民センターを通じて市に連絡があった。

 市農林振興課によると、目撃情報の連絡を受けて以降、付近の地区では熊を誘引しないよう鹿などの捕獲おりは使用を中止していたが、住民から出没が増えて困っているとの相談が寄せられ、おりの利用を再開した。