2019年度のチャンピオンを決める「伊賀産肉牛共進会」が11月15日、伊賀市千歳のJA全農みえ伊賀家畜市場であり、最高位の名誉賞に中林牧場(同市山畑)の「ふくちゃん38」号が選ばれた。【名誉賞の「ふくちゃん38」号と並ぶ中林さん=伊賀市千歳で】

 JAや伊賀・名張両市、県の関係機関、生産者で構成する伊賀産肉牛生産振興協議会の主催で、今年度は肥育農家18軒から計25頭が出品された。伊賀牛の定義は黒毛和種の雌で未出産の牛で、最終・最長飼育地が伊賀地域であることなどが条件とされる。

 「ふくちゃん38」号は体重750キロ、体高133センチ、胸囲232センチ。審査委員長を務めた県畜産研究所の岡本俊英・主幹研究員は「骨格に対して十分太れており、肉付きのバランスがいい牛」と評価。出品された伊賀牛全体の印象については「全頭とも肥育が充分で肉量も多い。農家さんの管理が良かったのだと思う。見応えある共進会だった」と振り返った。

 中林牧場から名誉賞に選ばれるのは2年連続4度目だという。3代目の中林真一郎さん(46)は「昨年に続く受賞で非常にありがたい。日常の管理を評価して頂いたのだと考えている」と喜びを語った。

 JA全農みえによると、表彰式後にあった競りは「ふくちゃん38」号が最高価格で税込み198万円の値を付け、1頭の平均価格は同144万5400円。キロ単価は同1949円だった。