不審物が見つかったと想定したテロ対策の合同訓練が11月13日、名張市平尾の近鉄名張駅西口であった。名張署員や三重交通伊賀営業所の社員、同駅員ら約25人が参加し、対応手順を確認した。【訓練で、バス待合室周囲を規制する署員=名張市平尾で】

 この合同訓練は同署や管内の事業所など24機関でつくる「テロ対策名張・青山地区パートナーシップ」が毎年行っている。同営業所が10月、テロの未然防止などに取り組む「みテますキープ制度」のモデル事業所となり、駅前のバス待合室で実施された。

 訓練は、爆発物とみられる段ボール箱を発見した三重交通の社員から通報を受けた駅前交番の署員が現場周囲を規制。駅員らが利用者を安全な場所まで避難させる流れを確認した。同署のテロ対策担当者は、不審物発見時の三原則「触るな、踏むな、蹴飛ばすな」を心掛けるよう参加者に呼び掛けた。

 同署の山田庄司警備課長は講評で「不審物を見つけたら、何が起こるか分からないことを念頭に置いて欲しい。避難誘導の方法も普段から考えて」と述べ、川端邦裕・伊賀営業所長は「緊急事態に備え、乗客の避難や連絡方法などを振り返る良い機会になった」と話した。