伊賀市阿山地区の食や文化をテーマにした「けんずいまつり」が11月3日、同市川合の阿山B&G海洋センター駐車場で開かれ、名物の大鍋料理「豚ずい鍋」や地元産もち米を使った黄な粉餅などを求める家族連れらでにぎわった。【大鍋で作られた「豚ずい鍋」を求める来場者=伊賀市川合で】

 昼食と夕食の間に取る軽い飲食を指す「けんずい(間水)」にちなみ、旧阿山町時代から毎年開かれている。午前9時50分、特設ステージでの阿山あかまつ太鼓保存会の演奏で開幕した後、地元の園児や市内のグループがダンス、アカペラ、チアダンスなどで会場を盛り上げた。

ステージイベントの様子

 今年の「豚ずい鍋」は、阿山産大豆を使った白玉団子、シメジ、サトイモ、ゴボウなど10種類の具材が入ったみそ味で、鞆田地区の住民らが2つの大鍋を使って約500人分を準備。午前11時30分の販売開始時には100人を超す長い列ができていた。他にも特産のエゴマを使った商品や工芸品、地場産野菜、菓子などのブースが所狭しと並んでいた。

 開会のあいさつで、同まつり実行委員会会長の上林良畝さんは「地域の皆さん、企業・団体の皆さんの協力と協賛を得て、実行委員が1年をかけて準備してきた。皆さんで楽しみ、盛り上げてもらえたら」と来場者に呼び掛けていた。