バスを実際に利用して、乗車マナーや運賃の支払い方法を学んでもらおうと「バスの乗り方教室」が10月30日、名張市蔵持町原出の蔵持小学校で開かれた。同小の2年生30人が参加し、現金とICカードを使った乗車体験をした。【バスの乗車方法を学ぶ児童たち=名張市蔵持町原出で】

 市や三重交通、緑が丘コミュニティバス運営協議会などの共催。日ごろバスに接する機会の少ない児童が、バスに親しみ、積極的に利用してもらおうと毎年開かれる。

 この日、児童たちは利用マナーについてクイズ形式の講習で学んだ後、整理券の取り方や車椅子の乗降の仕方について説明を受け、現金やICカードを使って乗り方の手順を確認した。

 乗車体験の後、児童らを乗せたバスは三重交通伊賀営業所(同市西田原)へ向かい、整備工場の見学や乗車したまま専用の大型洗車機を通るなどした。

 開催者の1人である三重県バス協会専務理事の青木周二さんは「利用者が減ると、バスの存続が難しくなる。学んだことを生かして、たくさん乗ってください」と話していた。

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