宇流冨志禰神社(名張市平尾)恒例の秋祭りが10月27日、本祭を迎え、みこしや太鼓台、今年修理を終えたばかりの本町のだんじりなどが旧市街地を巡行し、多くの見物客を魅了した。 【勇壮な掛け声とともに巡行する新町の太鼓台=名張市元町で】

 この日は朝から市内11町の行列が同神社に集まり、市街地を練った後、昼ごろにイオン名張店駐車場(元町)で一堂に会した。

修理後、初めて巡行した本町のだんじり=名張市中町で

 祭り実行委員長の菊山賢二さんが「みこしの担ぎ手が不足して苦労したが、高校生や企業、市外や外国の方まで力を貸していただき、伝統がまた1年続いた」とあいさつした後、南町神事講獅子神楽保存会が、2人で演じる獅子が立ち上がる技などを披露し大きな拍手を浴びた。

南町神事講獅子神楽保存会の獅子舞=名張市元町で

 その後、藤ノ木会(平尾)のみこしを先頭に、3基の太鼓台(松崎町、栄町、新町)、子どもみこし、だんじり(本町)などが一の鳥居まで巡行し、最後に鍛冶町の七福神が息の合った踊りを見せた。

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