国土交通省木津川上流河川事務所は10月24日、木津川上流と名張川の洪水浸水想定区域を追加したと発表した。

 伊賀市では同市西高倉と同長田にまたがる「岩倉峡公園」付近、名張市では同市八幡の名張川右岸の水田と同下三谷の県道80号奈良名張線のT字路付近を追加した。これにより、「1000年に1度」の最大規模の降水量を想定した浸水面積は、両市とも0・09平方キロメートル増え、伊賀市が11・06平方キロメートル、名張市が7・21平方キロメートルとなった。両市で追加した区域に民家はないという。他に南山城村で2か所、山添村で1か所の追加があった。

 同省は2017年6月に同河川の洪水浸水想定区域を定めていたが、昨年7月の西日本豪雨を受けて全国的に河川の浸水想定を再精査する動きがあり、木津川上流と名張川について見直した結果を今回発表した。

 同事務所は「近くに住む方に、漏れなくお伝えしなければならない。国や自治体のハザードマップを確認し、認識を高めていただきたい」と呼びかけている。洪水浸水想定区域は、同事務所ホームページ(https://www.kkr.mlit.go.jp/kizujyo/)で確認できる。

 発表を受け伊賀市は、来年1月に更新を予定している「伊賀市洪水ハザードマップ」に反映するため調整を進めるとしている。名張市は今年3月に市内15地区のうち11地区のハザードマップを更新していたが、更新済みの薦原地区と川西・梅が丘地区のマップに今回の追加箇所が含まれ、危機管理室の担当者は「優先順位を考え、なるべく早く更新したい」と話している。