明治時代の布や服の切れ端をつなぎ合わせてタペストリーを作る名張市下比奈知の鈴木幹子さん(89)の個展「布屑・糸屑のパラダイス2」が10月18日(金)から20日(日)まで、同市元町のリバーナホール(イオン名張店3階)で開かれる。入場無料。【展示作品を紹介する鈴木さん=名張市下比奈知で】

明治時代の布や服つなぎ合わせ

 30年ほど前、「古い物も捨てずに大切にする」という思いから、布切れを使って制作を始めた鈴木さん。常に新しいテーマで作り続け、絵や写真などから印象に残ったモチーフを基に創作を楽しんでいるそうだ。

 90歳を目前にした2年ぶりの個展。今回が最後になるといい、前回に比べて小さな作品を集め、壁掛けや額入りのタペストリーなど約50点を展示予定。

 鈴木さんは「新しい物が簡単に手に入る時代で、布や糸のくずでも作品に活用できるところを見てほしい」と話した。

 時間は午前10時(初日は午後1時)から午後5時(最終日は同4時)まで。

2019年9月28日付 756号11面から

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