伊賀白鳳高校の実習農場(伊賀市荒木)で10月10日、生物資源科3年の生徒15人とゆめが丘保育園に通う3歳から6歳の園児約100人がサツマイモ堀りで交流し、「ベニアズマ」約300キロを収穫した。芋の一部は園児たちが自宅に持ち帰った他、給食やおやつの材料に使うという。【生徒が育てたサツマイモを一緒に収穫する園児たち=伊賀市荒木で】

 同高では毎年、食育の一環として園児と芋堀りを通じた交流体験を実施している。 5月に生徒たちが約150平方メートルの芋畑に苗200本を植え、肥料やりや雑草取りなどをして育ててきた。

 園児を乗せたバスが農場に到着すると、生徒が手をつないで畑まで案内。「頑張れ」「もう少し」などと励ましながら掘り終えるのを手伝い、園児は根でつながった芋が土中から次々出てくると、「うわあ、いっぱい」と喜んだ。

 交流体験の後、冨岡愛馨ちゃん(5)は「友だちと芋堀りして楽しかった。焼き芋にして食べたい」、収穫作業を手伝った坂本翼君(18)は「皆かわいくて元気。楽しそうに芋を掘ってくれてうれしかった」と感想を話した。

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