昨年3月で45年の歴史に幕を閉じた名張桔梗丘高校の卒業生で組織する同窓会閉校記念事業実行委員会は10月1日、持ち運び可能な照明機器3台を名張市に寄贈した。災害時に避難所などで使用する他、平常時は市民ホッケー場(百合が丘西5)で活用される。【目録を手渡す瀬森会長(左から2人目)と大薮副会長(同3人目)ら=名張市鴻之台1で】

 同実行委はこれまで閉校記念誌を発行した他、来年4月に同高跡(桔梗が丘7)が「(仮称)新桔梗が丘中学校」として開校するのを前に、敷地内に同高校歌などを刻んだ記念碑を設置する準備を進めている。照明の寄贈は8月にあった総会で会員から提案があり、記念事業に追加された。

 寄贈したのはスタンド付き高照度LED照明2台とバッテリー充電式投光器1台の計約50万円相当で、同窓会費から支出した。3台でホッケーコートの約半面を照らすことができるという。

 寄贈式には1期生で、実行委の瀬森敏明会長(62)と11期生の大薮泰昭副会長(51)らが出席し、亀井利克市長に目録を手渡した。瀬森会長は「避難所への誘導や危険箇所を照らすため、有事の際に役立ててほしい。またホッケー場は、統廃合でできた名張青峰高の生徒も利用しており、日没後も練習できるよう使って頂ければ」と話し、亀井市長は「必要だと思っていたもので、大変ありがたい」と礼を述べた。

 ホッケー場の照明は、常設での設置を求める声があったが、財源不足により計画には盛り込まれず竣工していた。