名張市立箕曲小学校の児童91人が9月17日、学校近くの水田で稲刈り体験をした。11月に餅つきをして味わう。【収穫作業に励む児童たち=名張市夏見で】

 同校では食料生産や労働について理解を深めてもらおうと、約30年前から米作りに取り組んでいる。5年前からは同市夏見にある澤佐酒造所有の約500平方メートルの水田を借り、栽培している。

 この日刈り取ったのは5月に植えたもち米で、収穫量は約240キロを見込む。水田管理で協力している「箕曲地域づくり委員会」の地域住民から手順の説明を受けた後、経験がある上級生が鎌の使い方などを下級生にアドバイスをしながら秋の実りを収穫した。

 稲刈りは初めてだった1年の山本晃誠君(7)は「6年生が分かりやすく教えてくれてうまくできた。食べるのが楽しみ」とニッコリ。委員会メンバーで児童の稲刈りを手伝った同市夏見の農業、栗田隆之さん(72)は「今年は梅雨が長く心配したが、8月からの好天でほぼ昨年並みの出来具合になった。米作りをする家庭が減ってきているので、この機会に農業に親しんでほしい」と話した。