伊賀市別府の美術館「靑山讃頌舎(あおやまうたのいえ)」で9月14日から秋展「絵で観る俳句-穐月明作品でたどる俳句の歴史-」が開かれる。開館は土日祝の午前10時から午後5時(入館は午後4時30分)で、会期は12月23日まで。入場無料。【展示作品の説明をする穐月大介さん=伊賀市別府で】

 2017年4月に87歳で亡くなった穐月さんは仏画で知られるが、40代から晩年にかけては俳句を取り上げた作品も数多く手掛けている。長男で「一般財団法人東洋文化資料館靑山讃頌舎」の代表理事を務める大介さん(63)は、伊賀市が芭蕉の生誕地であることから、地元に密着した「俳句」を秋展のテーマにしたと説明する。

 展示するのは資料を含め計54点で、俳句の歴史を時代別に紹介。「芭蕉の俳諧ができるまで」として万葉集の和歌から連歌などの題材から、芭蕉以後の江戸の俳諧、明治の俳句革新運動と正岡子規、尾崎放哉らの自由律俳句、近現代の俳句、またロシア人画家マイ・ミトゥーリチさんによる芭蕉の句を絵にした作品5点も特別展示する。

 同月14日午後2時からは同市上野丸之内のハイトピア伊賀5階で芭蕉翁記念館の学芸員、髙井悠子さんによる基調講演「文学を紡ぐ芭蕉-文学史上の功績-」、10月26日午後2時からは同阿保の青山公民館2階で地域誌「伊賀百筆」編集長の北出楯夫さんによる講演「山頭火と並ぶ俳人・大橋裸木と阿保」がある。いずれも申し込み不要で無料。

 秋展の会期中は、平日も事前予約があれば対応する。

 問い合わせは穐月大介さん(090・9860・6432)へ。