パラリンピックの正式種目で、2021年の全国障害者スポーツ大会「三重とこわか大会」から採用される「ボッチャ」を広めようと、名張ロータリークラブ(RC)は9月9日、名張市社会福祉協議会に競技用具8セット(64万円相当)を寄贈した。この日は同市夏見のHOS名張アリーナで大会も開かれ、約90人が親睦を深めた。【競技に挑戦する参加者たち=名張市夏見で】

 ボッチャはイタリア語でボールを意味し、手足に障害のある人も参加できるようヨーロッパで考案されたスポーツ。縦12・5メートル横6メートルのコートで、白いボールを目標に赤と青6つのボールを交互に投げたり転がしたりし、どれだけ近づけられるかを競う。

 これまで同市の一部の福祉施設では用具を導入していたが、大会ができる個数はなかった。寄贈した前田喜久雄会長(72)は「障害の有無に関わらず、誰でも楽しめるスポーツ。名張から選手が出るくらい盛んになれば」と話した。

 大会には障害者施設の利用者やRC会員、看護専門学校の学生らが参加。投げたボールが狙った位置に止まると参加者から歓声が上がった。障害者入所支援施設「成美」の田中浩一さん(63)は「とても良い運動になる。同じチームになったいろいろな人と話ができて面白かった」と笑顔で話した。用具は同社協窓口で借りることができる。

 問い合わせは同市社協(0595・63・1111)まで。