10月に伊賀市の中心市街地で行われる上野天神祭(ユネスコ無形文化遺産)のだんじり巡行順を決める「祭礼事始 籤取(くじとり)式」が9月9日、同市上野東町の菅原神社であり、一番くじを引いた上野向島町の「鉄英剣鉾」が27年ぶりの先頭に決まった。【巡行順に並んだ木札を指す上野向島町の竹野さん=伊賀市上野東町で】〈YouTubeで動画を見る〉

 午後1時40分ごろからの籤取式には、祭礼を運営する上野文化美術保存会、鬼行列とだんじりを巡行する各町の祭礼担当者ら約40人が出席し、神事の後、予備抽選順にくじを引いた。1992年以来となる一番くじを引いた、上野向島町の楼車長を務める会社員の竹野教彦さん(48)は「正直うれしく思う。祭りに関わる皆さんが無事に当日を迎え、たくさんの方々に来ていただけるように準備したい」と話した。

 今年7月に八尾光祐前会長から役職を引き継いだ同保存会の中村晶宣会長(70)は「昔からたくさんの人でにぎわってきた天神祭を『来年も来たい』と思ってもらえる祭りにしたい。自分自身も改めて、祭りという文化を学び伝えていけたら」とコメントした。

 今年の上野天神祭は10月18日に宵宮、19日に「足揃(あしぞろえ)の儀」と宵宮、20日に本祭(神幸祭)が行われる。本祭のだんじり巡行順は次の通り。(巡行順、町名、だんじりの名称、しるしの名称、の順)

①向島町(鉄英剣鋒、日月扇)
②魚町(紫鱗、琴高仙人)
③東町(桐本、逆熨斗)
④中町(其神山葵鉾、菊茲童)
⑤小玉町(小蓑山、三社の託宣)
⑥新町(薙刀鉾、白楽天)
⑦鍛冶町(二東、月鉾)
⑧福居町(三明、幟山)
⑨西町(花冠、鞨鼓)