名張青峰高校で9月6日、海外研修に参加していた2年生2人の帰国報告会があり、全校生徒861人が耳を傾けた。【発表を終え談笑する(左から)山嵜さん、留学生の林さん、八木さん=名張市百合が丘東6】

 八木知夏さん(17)は外務省主催の対日理解促進交流事業で、8月13日から24日まで西太平洋の島国・パラオを訪問。国交樹立25周年を記念した初めての派遣で、同国と交流のある三重や兵庫、宮城などから高校生12人が選ばれた。

 滞在中には太平洋戦争で陸上戦があったペリリュー島を訪れ、「奇麗な風景の中、人を殺すために作られた道具が残されていて、戦争で起きたことの恐ろしさを感じた」と振り返った。サンゴ礁保護施設の見学では「ビニールやペットボトルに由来するごみが海の環境を破壊していることを学んだ。自然と人間とが共生するにはどうしたら良いか、強く考えるようになった」と語った。

 山嵜萌花さん(17)は三重県教委主催の研修旅行で7月22日から26日まで、マレーシアとシンガポールを訪れた。マレーシアでは現地の民族衣装に袖を通し、右手で食事をする習慣を体験。シンガポールではイスラム教寺院も訪れ、「宗教や文化、言語が異なる人々が一つの国で暮らす様子を学び、海外への興味が一層強まった」と話した。

 この日は、先月台湾から来た留学生の林庭榆(リン・ティンユー)さん(17)も登壇し、自己紹介した。14歳から学び始めた日本語で「皆さんに会えてうれしい。日本の礼儀を学びたい」と笑顔で話した。来年7月まで同校で学ぶ。