お笑いコンビ「たらちね」(松竹芸能所属)として活躍している伊賀市佐那具町出身の草山公汰さん(29)は、地元の上野高校から京都大学農学部に進学した“高学歴芸人”として飛躍中で、現在行われているコントの大会「キングオブコント」では準々決勝まで進んだ。【「たらちね」の草山さん(右)と才田さん(松竹芸能提供)】

 「好きな仕事がしたい」と思い始めた大学4年の終わり、幼いころからお笑いを見るのが大好きだった自分の気持ちを再認識。迷わず、大阪にある松竹芸能の門をたたいた。家族は驚いたものの反対はしなかったそうで、「実は自分も自分自身の選択に驚いた」と振り返る。

 養成所に1年通い、ピン芸人「賢者クサヤマ」として2014年にデビュー。16年にコンビ「野良鯨」を結成したものの、約1年半で解散。昨年2月、福岡県出身の才田龍一郎さんを相方に「たらちね」を結成した。「ボケ」「ツッコミ」の担当を明確にしていないのがコンビの特徴だという。これまでに数々のライブに出演し、昨年出場した漫才コンテスト「M‐1グランプリ」では3回戦に進出した。

 漫才やコントのネタはほぼ草山さんが考え、大阪市内の自宅近くの公園で生み出すことが多いそう。「伊賀の友人からメッセージが届いたり、ライブに駆けつけてくれたりするのはうれしい」といい、家族も応援してくれている。

 「今後はテレビ出演などで露出を増やし、全国的に知名度を上げていきたい」そうで、地元でも活躍を見られる機会が増えるかもしれない。草山さんは、同じ芸人を目差す地元の後輩たちに向け、「最近、何かとお騒がせしているお笑い界ですが、お笑いでしか味わえないこともあるので、果敢に挑戦してほしい」とエールを送った。

2019年8月24日付 754号 2面から