せっけんやスイカなどの果物にナイフでデザインを彫るタイの伝統文化「カービング」。名張市桔梗が丘5番町の会社員、髙塚薫さんの作品は、その完成度の高さに周囲から感嘆の声が上がっている。【作品を手にする髙塚さん】

果物やせっけんをナイフでデザイン

 5年ほど前、テレビ番組で見たソープカービングに目が釘付けになった。繊細な作業工程に「力を入れるのが苦手な自分でもできるかも」と、奈良にある教室で習い始めた。

デザインを施したせっけん

 始めてすぐ夢中になり、好きなことに集中するとかえってリラックスできたそう。大阪の教室へ移った3、4年前からは、フルーツカービングにも挑戦。リンゴやメロンなどさまざまな果物が髙塚さんの手であでやかな息吹を吹き込まれた。最初は教室での課題をこなしているだけだったが、徐々に自分で考えたデザインも彫り始めた。

デザインを施したスイカ

 最近は彫る技の数も増え、頭の中でイメージしたものが表現できるようになり、更に面白くなってきたという。作品を友人にプレゼントすると、皆褒めてくれるので創作意欲がますます沸くんだそう。

 今年からハンドメイドを楽しむ友人と「adelheid(アーデルハイド)」というユニットを組んで活動を始めた。地元イベントへの参加やSNSを利用して作品の紹介もする。

 「カービングに出会い、人生が豊かになった」と髙塚さん。秋にあるイベントに出展するなど、今後は地元でカービングの魅力を発信していきたいという。

2019年8月24日付 754号 1面から