地域課長 中尾浩司

 私が担当している地域課では、交番・駐在所での仕事を所管しています。ここで勤務している警察官の仕事について紹介します。

 交番・駐在所では、パトロールや巡回連絡などのあらゆる活動を通じて、地域の実態や地域住民の皆さんのご要望を把握し、それに応えるための活動を行っています。

 交番と駐在所では、その勤務体制が異なっています。交番は3交代で勤務しており、名張警察署には4交番あり、勤務員が交代で当直勤務をして24時間の警戒体制をとっています。また、駐在所は、勤務員がその施設に居住し、日勤の勤務をしており、2駐在所があります。

 警察の役割は、地域社会の安全と平穏を確保することですが、そのために地域警察は、直接、地域の皆さんと対話をしつつ、地域に密着した活動を行っています。

 その中でも重要な活動が「巡回連絡」です。巡回連絡は、交番・駐在所の警察官が地域を巡回して家庭や事業所などを訪問し、犯罪の予防、災害・事故の防止など住民の安全で平穏な生活を確保するための必要な連絡や皆さんのご意見・ご要望などを聴取する活動です。その際、家族構成などを聞かせていただくのも、ご家族が事件や事故に巻き込まれた場合の問い合わせなどとして活用させていただくための貴重な資料となりますので、どうか巡回連絡にご協力をお願いします。

 そして、もう一つの重要な活動が「パトロール・見守り活動」です。

 地域警察では、交番・自動車警ら班を中心に昼夜問わず24時間、パトロール・見守り活動を行っていますが、これは犯罪の防止と検挙を目的に行っている活動です。このパトロール・見守り活動でも、皆さんから頂いた情報などを基に、犯罪が発生しやすい場所、少年非行などが行われやすい場所や小・中学校の通学路を中心にパトロール・見守り活動を実施しています。今後も、市民の方々の安心・安全のため尽力する所存ですので、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

2019年8月10日付753号22面から

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