地域住民のコミュニティーの輪を広げようと、伊賀市社会福祉協議会主催の「おためし地域食堂」が上野ふれあいプラザ(同市上野中町)で開かれた。会場には家族連れなど77人が訪れ、準備されたカレーライスを味わった=写真。

 6月に始まった計5回の「地域食堂やってみた〜い講座」の一コマで、食を通じた多世代交流の担い手養成が目的。市内でボランティア活動に取り組む人など40人が受講し、この日までに食品衛生の講義や他市の取り組み視察などに参加した。

 8月9日、誰もが集える場として開いた「おためし地域食堂」で、会場準備や調理をした民生委員の岡本敦子さん(75)(同市笠部)は「住民が互いに支え合う地域づくりのため、食事を通じた交流の場を持つことは画期的。少子高齢化が進む猪田地区でもいつか導入できるよう勉強したい」と思いを語った。

 来場者は食材費としての協力金300円(18歳以下は100円)を支払うルール。開催を知り、家族4人で訪れた同市小田町の西口真由さん(28)は「こういう場を求める人は多いと思う。ぜひ広めてほしい」と話した。

 企画した同社協中部圏域課の生間慎二郎課長(44)は「共働き世帯や貧困家庭向けの『子ども食堂』に対し、年齢を問わず誰もが参加できるのが特徴。初開催で不安だったが、たくさんの方が楽しく交流できる場になって良かった。受講した皆さんが手応えを感じて、地域で広めて頂ければ」と期待を込めた。

2019年8月24日付 754号 16面から