伊賀市は8月20日の市議会全員協議会で、同市別府に「伊賀市青山讃頌舎(うたのいえ)美術館(仮称)」を設置すると発表した。来年4月の開館に向け、設置や管理に関する条例案を9月議会に提出する。承認されれば、同市が設置する初の美術館となる。【展示室入り口の外観(市提供)】

 日本画家の故・穐月明さんが2016年、自宅に隣接する同地に、自身の作品や収集した古美術、書籍などを収蔵・展示する「東洋文化資料館 青山讃頌舎美術館」を開設。17年4月に亡くなり、18年2月に遺族が土地や建物、作品などを市に寄贈した。現在は長男の大介さんが理事長を務める一般財団法人が、市から建物などを借りる形で運営している。

 美術館の敷地は約1000平方メートルで、木造平屋建て床面積約240平方メートルの展示室や茶室などから成る同館は、これまで春と秋の2回、各4か月間の企画展を入場無料で開催。18年度の入館者数は約1500人だった。

 市は開館に向け、展示室の改修や防犯カメラ設置など約550万円の工事を予定しており、9月議会で承認されれば、12月議会で指定管理に関する議案を提出する見込み。開館後は年3回以上の企画展を開くとし、入館料300円(高校生以下無料)など料金を設定する方針。