日本ハンドボール協会が次世代を担う選手育成のため、全国の中学生と高校1年生の年代から選抜し、合宿などを行う「ナショナル・トレーニング・アカデミー」女子のメンバーに、名張市出身で四日市商業高校1年の今谷琉果さん(16)が県内で唯一選ばれた。8月25日(日)からハンガリー、9月17日(火)から韓国への遠征を控え、初めての海外での実戦に向けて士気を高めている。【7月末の合宿で県外チームとの練習試合に臨む今谷さん(2枚とも)=鈴鹿市住吉町で】

 小学2年からヒップホップダンスを続けていたが、球技の経験は無く、名張中学校入学時にクラブ活動を体験し、「楽しいかも」と入部を決めた。最終的には主将も務め、全国でも強豪として名の知れた同高へ進んだ。部員19人の中で既にレギュラーで出場し、理論的なフィジカルトレーニング、戦術の理解などを通じて着実に成長している。

 チームの武器である「守備からの速攻」を強固にするため、求められているのは「守備力」と自己分析する。前に出ることを恐れず、積極的にディフェンスを仕掛けていく姿勢に。顧問の蛭川健司教諭(48)は「何より脚力があり、キャプテンシーもある。競技に対する姿勢が良い」と評価している。

 全国高校総体直前の7月末、鈴鹿市であった県外のチームとの合同合宿に臨んだ今谷さんは「全国レベルで活躍する選手たちに刺激をもらいながら、上から打ってくるハンガリーの選手や、技術が高い韓国の選手たちに、自分のディフェンスが通用するか試したい」と意気込みを語った。

2019年8月10日付753号3面から