山添村広代の浦﨑彰夫さん(67)が手入れしているハスの花が、棚田の休耕田に広がっている。【開花したハスを手にする浦﨑さん=山添村広代で】

獣害守り 切り花で出荷

 10年ほど前、観賞用に植えたのが始まりで、その後種類を増やしてきた。今では7月から8月中旬にかけ、約1万平方メートルの棚田に約30種が白やピンク、黄の花を順次咲かせている。

 手入れの水は絶やせないというが、「強い生命力を持つハスは、植物の最終兵器」と笑う。ただ、イノシシなどの獣害から守るのが大変で、頑丈な柵で囲って2日がかりで植えても、「大型のイノシシに全て食べられてしまい、植え直さなければならなかった」と嘆く。

 それでも、7年ほど前からは「盆花」の切り花として出荷を始めた。開花の季節になると、噂を聞きつけ、遠方から見に来る人もいるそうだ。浦﨑さんの夢は「花ハス園を作ること」だ。

2019年8月10日付753号2面から