散策を楽しむ憩いの場所として人気の「東山ふれあいの森」(名張市下比奈知)。森の整備を担っているのが森林づくり推進のため約20年前に設立された「グリーンボランティア森林づくり三重」の伊賀チームだ。市内や宇陀市の60、70代の約20人が、毎月第2木曜の午前中、ボランティアで活動している。【東山ふれあいの森の遊歩道で、枯れたナラの伐採作業をするボランティアの皆さん】

 ふれあいの森は、約17万平方メートルの広さに松や杉、ナラなどの公有林が植えられている。昨今、松枯れやナラ枯れが進んでおり、一部は遊歩道に倒れかかったりして危険な箇所があるという。

 グリーンボランティアは森を管理する名張市の他、比奈知や桔梗が丘の地元地域づくり組織とも連携しながら、市民が安全に散策できるよう公園内を計画的に整備。枯れた木を伐採したり、展望の良い高台の下草刈りや滑りやすい遊歩道の整備も行っている。

ボランティアの皆さん

 時には高さ20㍍ほどのナラの大木をチェーンソーやロープを使って伐採することもあり、危険を伴うが、全員手際良く分担しながら安全に作業を進めていく。チーム代表の湯川孝次郎さん(77)は「全員が自発的に参加していますが、この東山を愛しているからこそ活動が長く続くのだと思います」と話す。

 現在、森の一角にある「アジサイの森」の復活や、今年の秋に渡りチョウとして有名なアサギマダラを呼び込むためのフジバカマ栽培地の開墾も行っている。

 月1回の定例会以外にも、個人的に頻繁に森を訪れているという湯川さんは「子どもから高齢者まで、安全に気持ち良く散策してほしいという気持ちです。私たちの活動に賛同され、一緒に活動して頂く方を募集しています」と呼び掛けている。

2019年7月13日付751号6面から