県は7月17日、名張市八幡の工業団地にプラスチック原料を製造販売する「プラス・テク」が所有する倉庫敷地内の土壌から基準値を超える有害物質のフッ素が検出されたと発表した。地下水への浸透など周囲への影響はないという。

 県伊賀地域防災総合事務所によると、同社の自主調査で敷地内34区画のうち5区画から、最大1・9倍にあたるフッ素が検出された。汚染箇所はコンクリートなどで覆われており、土の飛散や雨水から汚染が拡散する恐れはないという。

 また、同社環境安全・品質保証部の担当者によると、過去の調査で地下10メートル以内に地下水はなく、有害物質が周囲に流出する可能性はないとしている。工業団地造成時の1980年に建設した倉庫は、主にプラスチック製品の原料保管に利用。フッ素を使用したことはなく、これまで従業員に健康被害は出ていないという。