選挙権が「満18歳以上」に引き下げられて2回目となる参院選(7月21日投開票)で、名張市選挙管理委員会は初めて、10代の学生を期日前投票立会人に起用した。【立会人席から投票の様子を見守る川畑さん(左)と牧野さん】

 若い世代に選挙への関心を高めてもらおうと、同市選管が近畿大学工業高等専門学校(同市春日丘7)に協力を求め実現した。市役所(同市鴻之台1)に設けた期日前投票所で13日から3日間、18から20歳までの学生計12人が立会人を務める。

 13日の午後は、近大高専5年の川畑涼さん(19)と4年の牧野陸さん(18)が立会人席に座り、投票が公正にされているかなど真剣な眼差しで見守った。

 陸上競技部に所属する2人は「選挙について知る良い機会に」と役を引き受けた。約6時間の役目を終え、川畑さんは「若い人の割合が少なかった。今後の社会をつくる若者が、もっと意思表示しないといけないと思う」、牧野さんは「さまざまな人が大切に1票を投じる様子を見て、もっと政治のことを知らなければならないと思った」と話した。

 投票に訪れた市内の男性(35)は「学生が立会人になるのは良いこと。若い人たちがもっと政治に興味を持つきっかけになれば」と期待を込めた。

 同市の10代の投票率は、2016年の前回参院選が49・76%(全体59・74%)、翌年の衆院選が39・48%(同57・70%)といずれも全体平均を下回っている。