夏の夜空を〝5千発の芸術〟が彩る、恒例の「名張川納涼花火大会」が7月27日に開かれる。打ち上げを間近で見られる有料観覧席は7月2日発売で、今年は従来の桟敷席を廃止して椅子席を増やし、車いすスペースを新設した。【名張川納涼花火大会(2018年11月撮影)】

 席は階段(80席)とパイプいす(680席)の2種類があり、階段席上部に優先席(20席程度)と車いすスペース(5席程度)を設ける。料金は1席2千円で、車いすスペースは利用者・介助者とも千円。購入できるのは1人5枚が上限。販売は名張市観光協会事務局(名張市南町、アスピア1階)で平日午前9時から午後5時まで、ブックスアルデ名張本店(同市箕曲中村)で全日午前10時から午後10時まで。無くなり次第終売。優先席、車いすスペースは同協会でのみ販売する。

今年の名張川納涼花火大会のポスター=名張市役所で

 また、パイプいす席180席分は既にチケットぴあで先行販売している。セブンイレブン、ぴあの店舗で取り扱い、ファミリーマートはウェブ購入後に発券が可能。その他のコンビニでは販売しない。

 花火は午後7時半ごろからの「愛宕の火祭り」に続いて順次打ち上がり、同9時前までにスターマインや名物の「ナイアガラ」などが次々と夜空を彩る。今年は戦前から数えて77回目を迎え、「喜壽(きじゅ)花火」をテーマに、昔ながらの色彩の花火で「昭和」を連想させ、花火職人が最新技術を駆使して「平成」「令和」をイメージさせるなどの工夫も織り込んでいる。荒天時は28日に順延。

 問い合わせは同大会実行委員会事務局(0595・63・9087=同協会内)まで。

2019年7月13日付751号18面から

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