ジェトロ(日本貿易振興機構)三重主催の食品輸出チャレンジセミナーが7月5日、名張市役所で開かれ、海外進出に関心のある市内外の経営者らが2人の講師の話に耳を傾けた。【講演に立つ奥田社長=名張市役所で】

 セミナーでは、ニュージーランド農産物販売(大阪市)の山本雄彦社長が、外国人バイヤーとの商談の進め方のポイントなどを紹介。その後、精肉のオクダ(名張市鴻之台2)の奥田哲也社長が、伊賀牛の輸出経験を語った。

 オクダは約10年前から輸出を始めたが、本格化したのは約3年前に中小企業の海外展開を支援するジェトロの「新輸出大国コンソーシアム」を活用してから。派遣された専門家を伴って香港の展示会に参加し商談を成功させたのを機に、近年はオーストラリアやシンガポールなど、販路を広げているという。

 講演で奥田社長は「国と自分のビジネスとをマッチングさせるため、現地をよく見て回ってほしい」と力説した。

 セミナーに参加した岐阜県の製薬会社の男性は「食品と薬とは条件が異なるが、課題は一緒。海外のバイヤー向けに資料を用意するのがとても難しく、壁をクリアした奥田社長の話がとても参考になった」と話した。