県立伊賀白鳳高校工芸部(平野太一顧問)の生徒たちが地元産木材で「忍ベンチ」と名付けた長いす3台を製作した。設置場所は伊賀市上野丸之内のハイトピア伊賀1階。完成披露会には部員9人が出席し、作業の感想などを発表した。【完成した「忍ベンチ」と製作した工芸部の生徒たち=伊賀市で】

 ベンチは4人掛けで、幅2・4メートル、高さ54センチ。木材はケヤキとヒノキ、ローズウッドを使い、部材は1本のくぎも使わないで「ほぞ組み」という手法で接合している。

 製作したのは工芸部の2、3年生7人で、初めて使う工具に戸惑うこともあったという。利用者の意見を参考にして座面を尻の形に彫って座り心地を高めた他、立ち仕上がりやすく寝そべりも防止できるよう、手すりを付けた。

 力作を前に3年生で部長の猪俣伊左雄君(17)は「この貴重な体験のおかげで、道具や機械の扱いなど皆が成長できた。木のベンチでくつろいで頂けたら」とあいさつした。