指定された喫煙場所とは別に、名張市議が周囲から見えない市役所の議会棟2階にある議員控室ベランダで喫煙していた問題で、議会は6月24日までに設置していた吸い殻入れとベンチを撤去した。【吸い殻入れが撤去された議員控室ベランダ。ベンチと窓から出入りするための木製階段はそのままになっている=名張市役所】

 受動喫煙防止を目的とした改正健康増進法が7月に施行し、庁舎敷地内が原則禁煙になるため、市議会と市総務部が6月20日に対応を話し合う予定だった。市議会事務局よると、定例会一般質問前日の17日に片付けたという。“秘密”の喫煙スペースがあるとしてYOUが市や議会を取材したのは14日だった。

 吸い殻入れとベンチは市所有の物品。たまった吸い殻を捨てたりしていたのは議会事務局職員だった。関係者によると、昨年8月にあった改選で、喫煙者は現職市議18人のうち4人だけだという。

 21日の予算委終了後、約20年前までたばこを吸っていたという川合滋議長(67)は「きちんとした位置付けになっていなかったのは事実」と話し、定例会開会日の13日に喫煙者の議員らから意見集約した上で、議長判断で控室ベランダの吸い殻入れを撤去したと説明した。