山地や森林などで育つ、ユリ科の多年草「ササユリ」。名張市赤目町長坂の研修施設「養心庵」の敷地斜面で、約70株のササユリが白やピンクの花をつけている。【斜面に咲くササユリ=名張市赤目町長坂で】

 同施設を管理する大阪の鍼灸院サポート会社会長、松本修さん(76)が10年ほど前、自生している2、3本のササユリを発見したのが始まり。

 今年は6月初旬から咲き始めたといい、約50センチから1メートルほどの高さに満開の花もあれば、つぼみの状態もある。なかには一つの茎から3本の花が咲いているものも。

 鹿やイノシシなどに球根を食べられる被害が多いため、敷地をフェンスで囲むなどの対策をしており、毎年数が増えているという。

 松本さんと一緒に施設の管理をしている同市竜口の森上光郎さん(78)は「香りが濃厚で、花が咲くと夏が近づくのを感じる。6月下旬まで見られるだろう」と笑顔を見せた。