いざというときに備えて

 例年、梅雨や台風の時期には各地で局地的大雨や集中豪雨が観測され、河川の急な増水や、崖崩れ、土石流などにより、多数の人的被害や住家被害が発生しています。

 災害の被害を減らすためには、過去の災害で得た教訓を生かし、日頃から十分な備えをして、発災時に迅速かつ適切な防災行動をとることが重要です。

 日頃の備えとしては、非常食、飲料水、懐中電灯、衣類などの非常用品を準備しておくとともに、避難場所や経路を確認し、避難方法や安否確認方法などを家族で相談しておきましょう。

 また、これから災害が発生しやすい時期になるので、テレビやインターネットなどで最新の防災・気象情報の入手に努めましょう。災害発生の恐れが高まった場合は、行政から避難情報の発表があるので、危険が迫る前にご近所と声を掛け合い、速やかに安全な場所へ避難しましょう。

 ただし、既に周辺で災害が発生している場合など、立ち退き避難がかえって危険と判断される場合は無理をせず、近隣の安全な場所への避難や屋内で安全確保をしましょう。

 災害から自分や家族の身を守るには、日頃から一人ひとりが災害について真剣に考え、いざという時の備えを怠りなく進めておくことが大事です。

G20大阪サミット 警備に協力を

 6月28、29日に開催されるG20大阪サミットは、37の国・地域の首脳と国際機関が参加する、我が国主催のサミットとしては史上最大規模のものです。

 我が国に対する国際テロの脅威は継続しており、サイバー攻撃や右翼団体による違法行為の発生が懸念されるところです。サミットの開催に当たっては首脳会合や関係閣僚会合の開催地における警戒警備の徹底はもちろんのこと、重要施設や公共交通機関などに対するテロなど違法行為の発生を未然に防止するための対策が必要となります。

 警察は、G20大阪サミットなどの成功に向け、総力を挙げて警備の万全を期すこととしていますので、警察活動にご理解とご協力をお願いします。

2019年6月8日付749号22面から

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