名張市が洪水・土砂災害ハザードマップを7年ぶりに更新し、対象地区に全戸配布する。国と県が「千年に1度」の水害を想定し、洪水浸水想定区域や土砂災害警戒区域を見直したのを受け、指定範囲を増やした。【更新された名張地域のハザードマップ(市提供)】

 更新したのは15地区のうち▽名張▽蔵持▽川西・梅が丘▽薦原▽比奈知▽錦生▽赤目▽箕曲▽青蓮寺・百合が丘▽国津▽つつじが丘の11地区。美旗と桔梗が丘の2地区は新たな土砂災害警戒区域の指定箇所があることから、来年度以降に更新を予定している。

 地図は大きさがA1サイズ(59.4☓84.1センチ)で、3万6300部発行。浸水時の深さや急傾斜地の崩壊、土石流の被害の恐れのある範囲などを色分けして図示している。市が16年に作成した、地震などでため池の決壊を想定した浸水区域もハザードマップに追加した。

 市ホームページ内(http://www.city.nabari.lg.jp/s002/010/030/140/201502050139.html)で公開している。

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