成長段階で支援が必要な子どもたちを対象とした児童発達支援・放課後デイサービス施設「森の学校」が今年4月、名張市つつじが丘北4番町に新設された。経営者で施設長を務める元小学校教員の川﨑詠美子さん(50)は「支援が必要な子たちは、大勢の中で過ごしにくいことが多いもの。個々に適した支援を受けることができれば、能力を伸ばすことができる」と思いを語る。【(右から)スタッフの川﨑さん、吉藤さん、牧原さん=名張市つつじが丘北4番町で】

元小学校教員が開設

 定員は10人で、受け入れ対象は未就学児から中学生までと幅広い。利用には市が発行する通所受給者証が必要だが、現在持っていない場合は申請することができる。利用料は厚労省のガイドラインに沿って設定。「ほめて育てる」を合言葉に、生活に必要な能力の向上だけでなく、社会との交流促進、進学などに向けた学力面での支援も目指している。

 同施設が導入しているのは「脳バランサーキッズ」というデジタル認知テスト。子どもたちがタブレットを使って13種類のゲームに取り組み、その結果によって「今日は集中力がない」「気持ちが高揚している」など、その時々の状態を把握できる。また結果のデータを蓄積することで、家族や学校などとの情報共有もしやすくなるという。

 スタッフは川﨑さんの他に2人が常駐する。牧原三千男さん(72)は旧国津小学校の学童クラブスタッフとして7年の経験があり、「子どもたちが明るく楽しく、和気あいあいと過ごせる場所にしたい」と意気込みを語る。

 「『森の学校に行くのがうれしい』と言ってもらえるように」と話す吉藤有紀さん(27)は、保育士として伊賀市内で4年間勤務していた。川﨑さんは「一人ひとりに寄り添っていける場所でありたい。いつでも、何度でも見学に来て」と呼び掛けている。

 問い合わせは同施設(0595・41・1677)(月曜から金曜の午前11時から午後5時半)へ。

2019年5月25日付748号4面から