伊賀地域を中心に活動する混声合唱団「コーロ・Gui」の結成25周年を記念したミュージカル仕立てのコンサート「夏の陣2019」が、6月8日午後2時から名張市松崎町のadsホールで開かれる。【本番に向け練習に励む団員たち=名張市丸之内で】


コーロ・Gui 25周年記念 ミュージカル仕立てに

 同合唱団を指導する小柴信之さんの台本・演出で、歌好きの仲間が集う同団の成り立ちを歌とせりふで展開する「ずっとのちのひとびとに」と題された全2幕、約2時間の舞台。

 第1幕は結成以前の1970年代を想定し、当時流行したヒッピースタイルで喫茶店に集う若者が自主演奏会を立ち上げようとする。その後、自分たちの気持ちを満たすだけの音楽から聞いている人に思いを伝える音楽にするための葛藤なども描かれる。挿入歌は「戦争を知らない子供たち」「翼をください」など。

 第2幕は現在に時代が移り、コンサートホールの場面で、やっと実現した自主演奏会の様子を描いている。歌う曲は「夢をあきらめないで」「ビリーブ」「出発の歌」など12曲。

 同団は発足以来、夏と冬の自主公演や福祉施設への慰問などを実施。今では大学生から80代までの18人が所属しており、毎週水曜と月1回の月曜のいずれも午後7時半から2時間、同市丸之内の総合福祉センターふれあいで練習している。

 団長の橋口牧子さんは「メンバーは家族のような存在。ミュージカル仕立てといっても、構えてやるのでなく、普段通りの気さくな私たちを見てほしい」と話している。入場料は千円。

2019年5月25日付748号21面から

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