三重県高校総体・女子サッカー競技の決勝が6月2日、鈴鹿市御薗町の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿であり、創部2年目の神村学園高等部伊賀分校(伊賀市北山)が三重(松阪市)に2‐1で勝ち、初優勝を飾った。【後半20分、決勝ゴールを決めた宮川さん(11)に駆け寄る神村学園伊賀分校の選手たち=鈴鹿市御薗町で】

 2017年に開校した単位制・通信制の同分校は、今年の県新人大会を8人で勝ち抜いて初優勝し、サッカーファンの話題をさらった。今年度は1年生4人が入部し、県総体のブロック予選3試合と準決勝は計27得点、無失点で勝ち上がってきた。

 この日の決勝では、前半16分にコーナーキックからFW景山涼香さん(2年)のヘディングシュートで先制。後半5分に追いつかれるも、同20分、中央を突破したMF宮川海美さん(1年)がGKの頭を越すミドルシュートを決めて勝ち越し。終盤も体を張った粘り強い守備を続け、三重の追撃を振り切った。

【前半16分 神村学園伊賀分校FW景山さん(左端)が先制のヘディングシュートを決める】

 先制点を挙げた景山さんは「良いボールが来たので合わせられた。ここまで前半に得点できない試合が続いていたので、取れて良かった」、決勝ゴールの宮川さんは「前半はGKとの1対1で決められずに追いつかれてしまった。(ゴールの場面は)前線へのパスも選択肢にあったけど、後ろからの『打て!』という声に押されて思い切り打てた」と喜びを語った。

 吉永輝彦監督(45)は「ボールへの執着の強さが切り替えの早さにつながっている。(宮川さんには)ハーフタイムに『次はチャンスを生かせ』と伝えた。1年生が加わり、共通理解も最初からになったが、いい意味でのプレッシャーになっている。地元の方々の応援も力になった」と話した。

【試合終了後、スタンドの声援に応える神村学園伊賀分校の選手たち】

 同分校は、6月22、23日に静岡県藤枝市で開かれる東海総体に三重県代表として出場する。4チーム中2位以内に入れば、今夏の全国高校総体に進むことができる。