プリザーブドフラワーなどを専用オイルと一緒に立方体の透明樹脂に固めた「クリスタルアートリウム」。新しいインテリア雑貨としていち早く注目し、認定講師の資格を取得した名張市桔梗が丘西の樋高明日香さん(33)、成瀬まどかさん(32)姉妹。「姉妹で魅力を広めていきたい」と目を輝かせている。【クリスタルアートリウムを手にする樋高さん(右)、成瀬さん】

育児の合間に創作 名張・樋高さんと成瀬さん

 長く花を楽しむことができるインテリア雑貨「ハーバリウム」の作家として、活躍してきた姉妹。姉の樋高さんは実家でもある伊賀市治田の雑貨店「ペッパーベリー」で教えている。

認定講師にも

 姉妹がクリスタルアートリウムを知ったのは今年2月。専用オイルの販売を手掛ける会社が主催する講習会に応募した。3月下旬には全国から広島に集まった受講者とともに、決められた課題に取り組みながら、基礎知識や応用技術などを学び、認定講師となった。

 「固めるハーバリウム」とも呼ばれるクリスタルアートリウムは、透明度が高く、弾力性がある。制作には専門知識が必要で、固まるのにも時間がかかるそう。仕事や家事、育児の合間に創作し、シンプルで華やかさもある上品なデザインを心掛けている。

 最近では母の日用にカーネーションを入れた作品も作った。花だけでなく、LEDライトも入れることができるそうで、作品の幅の広がりが楽しみだそう。「今後はワークショップなど開いていきたい」と姉妹でほほ笑んだ。

 問い合わせは同店(0595・20・1554)まで。

2019年5月11日付747号1面から

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