全国珠算教育連盟主催の検定試験で、伊賀市の県立上野高校理数科2年、福永沙梨菜さん(17)が最高段位の十段に合格した。3月の段位検定には全国の1万892人が受験し、そのうち十段合格者は12人。県内からは福永さんだけで、市内初だという。【十段の合格証書を手に笑顔の福永さん=伊賀市役所で】

 段位検定では掛け算と割り算、見取算、伝票算、暗算、開法の6種目を制限時間各7分(暗算は3分)で解答。十段合格には300点満点中、各種目280点以上が必要で、福永さんは見取算と伝票算、暗算で満点だった。

 珠算は母の勧めで小学2年から市内の「北山そろばん塾」(北山倫子塾長)に通い始め、小3で初段、中2で九段に合格。今回で11回目だった十段への検定挑戦を振り返り、「苦手の掛け算と伝票算がいつもよりできた。期待していなかったのでうれしかった」と、2年がかりで手にした最高段位を喜んだ。

 得意科目は数学で、将来の夢は中学校の教諭。8月には京都市内で開かれる「全日本珠算選手権大会」に県代表として出場する予定で、他団体の検定でも最高段位を目指していくという。報告を受けた岡本栄市長は「すごいですね。一生ものの財産。大切に生かして自分の未来をつくってください」と称えた。