平成の始まりとともに発足し、日頃の稽古で腕を磨く会員たちが、地域のイベント出演や福祉施設への慰問演奏などの活動を続けてきた「民謡やよい会」の30周年記念発表大会が、6月2日(日)午後1時から伊賀市文化会館(同市西明寺)で開かれる。入場無料。【30年間の思い出を振り返る曽我会長(左)と中野会主】

 伊賀地域各地で教室を開き、当初は民謡関連の団体にも加盟していたが、徐々に活動の中心を「民謡の裾野を広げる」ことに特化させてきた。次代を担ってほしいという願いを込め、未成年には無償で指導し、地域の敬老会や文化祭へは年十数回出演している。

 「これまで支えて応援してくださった皆さんのおかげで、30年続けてくることができた。民謡を通じて生まれた人付き合いや人の輪は宝物」と語る曽我省吾会長(90)。中野弥生会主(72)も「習っていた子が親になり、自分の子どもを連れて一緒に習い始めたり、結婚や出産、進学などの報告に来てくれたりと、楽しみは尽きない」と笑顔で話す。

 そんな2人の宝物は、会員の子どもたちが、その日の稽古で覚えたこと、学校での出来事、夢中になっていることなどを自由に書き込んだノートだ。二十数年分、今も大切に保管し、事あるごとに見返しては、自分の子ども同然に成長を喜んでいる。

 節目の発表大会は、1996年から歌い続けている「やよい会音頭」で幕を開け、日本各地の民謡51曲を総勢90人の唄や踊り、三味線、尺八で披露。フィナーレには「伊賀上野小唄」を予定している。当日は先着300人に記念品を進呈する。

 問い合わせは中野会主(0595・23・7617)まで。