名張市百合が丘地域のふれあいサロン「ゆこゆこ」(同市百合が丘西3番町)が設立から5年目を迎えた。高齢者の居場所づくりから始まり、地域の人たちが気軽に集まれる場としてにぎわっている。【サロンで開かれた歌謡祭の様子=名張市百合が丘西】

 初代所長の齋藤公太郎さんは、外出する機会が減り、家にこもりがちになる高齢者が多いことが気になっていたといい、「気軽に出掛けられる場所があれば、健康で楽しく過ごせるのでは」と構想を練っていた。いくつかの高齢者サロンを見学しプランを立て、まずはカラオケ、麻雀、ぬり絵からスタートした。

 「でも、全然人が集まらなくて。どうすれば皆が来てくれるかを考える日々でした」と語るのは、百合が丘市民センター長の山田睦郎さん。音楽の催しは特に人気があったため、地元で活動する演奏家を招いてのコンサートやカラオケ大会などを企画したところ、利用者が増えたという。

 現在は催しの種類も21に増え、昨年度の利用者数は延べ約9千人を超えた。「友人が増えた」「元気が出た」など、住民からは喜びの声も多い。スタッフの岡田一弘さんは「今年度は1万人の利用を目指しています。将来は幅広い世代が集える場所になれば」と話した。

 水、日曜は休館。貸室(有料)も受け付けている。

 問い合わせは同サロン(0595・62・7366)まで。

2019年5月11日付747号5面から