女子サッカー・なでしこリーグ1部の「伊賀FC(フットボールクラブ)くノ一」は5月14日、チームの名称を「伊賀FC(エフシー)くノ一三重」に改称すると発表した。2020年2月から新チーム名で正式に活動する予定。【新チーム名を発表するくノ一の柘植代表(左)と山下GM=伊賀市西明寺のヒルホテルサンピア伊賀で】

 クラブが市内で記者会見を開いた。柘植満博代表は県名を加えた理由について、国内トップリーグで長年活動しているのに「伊賀市は何県ですか」などと遠征先で尋ねられることが多いと説明。「南北に長い三重では伊賀という地名だけで離れているというイメージの人もいる。これからは三重県中の人に応援頂きたいという思いを込めた」と話した。

 山下恭典ゼネラルマネジャーは、日本サッカー協会の中でなでしこリーグのプロ化構想があるとし、「しっかりした環境や経営母体がないと参入は難しい。より多くの人の協力や関わりが必要で、活動範囲を広げることはプロリーグに近づける1つの要素になる。市内中心だったサッカー教室やイベントをどんどん市外に飛び出してやっていきたい」と抱負を述べた。リーグに登録した略称は「伊賀FC」のままで、クラブを運営するNPO法人の名称はこれまでと同じ「伊賀FCくノ一」だという。

 くノ一は今年で創設から43年目で、リーグ2回、皇后杯3回、国体4回の優勝回数を誇る古豪。地元シニアチームが育成事業として1976年に「伊賀上野くノ一サッカークラブ」を立ち上げ、89年からはスポンサー企業が母体の「プリマハムFCくノ一」として第1回日本女子サッカーリーグに参戦。2000年からは市民クラブに組織変更し、20年目を迎えた現在までは「伊賀FCくノ一」のチーム名で活動している。