女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一が、昨年3月の2部開幕戦で敗れたのを最後に、ホーム公式戦の無敗記録を伸ばしている。連休中にあった地元2連戦も1勝1分の戦績を残し、16戦で13勝3分になった。5月19日(日)は同じ会場の上野運動公園競技場(伊賀市小田町)で浦和レッドダイヤモンズを迎え撃つ。午後1時キックオフ。【圧倒的な運動量でチームをけん引するくノ一の杉田(中央)=5月2日のマイナビ戦、伊賀市小田町で】

勝てば7年ぶり

 6節終了時の通算戦績は3勝2分1敗の10チーム中4位。4月27日の4節対AC長野は0‐0で引き分けたが、5日後の5節対マイナビベガルタ仙台は同点に追いつかれた後、DF作間琴莉がコーナーキックを直接決めて2‐1で競り勝った。

 攻守の範囲をコンパクトに保ち、連携したボール奪取から素早くゴールに向かう昨年からの戦術にも磨きがかかる。1部復帰を果たした今季は唯一の黒星が敵地でのアルビレックス新潟戦で、2節以降は負けなし。全18試合の3分の1を消化した時点で、2勝3分13敗の最下位に沈み2部に降格した2年前の総勝点数を上回った。

 リーグ中断直前の浦和戦は、後半も上位争いに絡むための試金石になりそうだ。くノ一が最後に勝利したのは2012年9月。台風17号の接近で試合が1時間繰り上げになるなか、1点を守り切った。

 その後は公式戦で16回対戦し、4分12敗。19日の試合に勝てば、約7年ぶりの白星だ。MF杉田亜未主将は静かに闘志を燃やす。「どのチームと対戦しても、自分たちのスタイルを出すだけ。全員が先にいいポジションを取って、こぼれ球に一歩でも早く寄せることを意識している。19日は勝ちにいく」

 DF宮迫たまみ副将は現メンバーで7年前の浦和戦に唯一出場した。「再び1部で戦って『通用する、やれる』という感覚がある。FWがゴールを決め、私たちは無失点に抑えて前半戦を締めくくりたい」と勝利を誓う。