大型連休の多客期を前に、名張市の景勝地・赤目四十八滝渓谷で4月23日、警察や消防、県防災航空隊などの相互協力による合同訓練があり、傷病者の発生を想定した搬送訓練などが行われた。【防災ヘリに傷病者を収容する訓練の様子=名張市赤目町長坂で】〈YouTubeで動画を見る〉

 この日午前9時30分ごろからの訓練には、市消防本部、名張署、県防災航空隊、地元消防団、赤目四十八滝渓谷保勝会から約50人が参加。開始式で、市消防本部の関岡廣行消防長は「関係機関の一層の連携強化につながることを期待している」、同保勝会の玉置治郎理事長は「私どもも一緒に取り組み、危険箇所やリスクを把握・管理していきたい」とあいさつした。

【傷病者役の男性を搬送する警察官ら】

 渓谷入口から700メートルほど進んだ八畳岩付近では、胸痛を訴える女性と右足首を骨折した男性を発見した想定で、担架による搬送を開始。ところどころ狭くなった遊歩道や階段を上り下りし、1キロ余り進んだ百畳岩付近へ。要請を受けて津市を飛び立った防災ヘリが上空に到着し、傷病者を収容した。

 市消防本部によると、2018年中に同渓谷内で発生した事故は6件あり、うち5件は転倒や踏み外しなどによる負傷だった。