伊賀市の神戸地区地域運行バス「かんべ北斗号」が4月2日、停留所以外でも一定区間で乗り降りが自由にできるフリー乗降制を始めた。買い物で手荷物が増えた利用者から自宅までの徒歩が負担になっているとの声を受け、導入の検討を進めていた。【フリー乗降制を開始した「かんべ北斗号」=伊賀市上林で】

 かんべ北斗号は買い物や通院で外出する高齢者らの支援を目的に、昨年7月に試行運転を開始。フリー乗降が可能なのは国道442号と青山地区内を除く区間で、利用者は運転手に手を挙げて合図すると、バスが停車する。

 フリー乗降の指定区間は伊賀鉄道丸山駅(才良)とコメリ青山店(青山羽根)が発着の西ルートの場合15・5キロのうち11・1キロ。領主谷公民館(下神戸)と同店が発着の東ルートは15・2キロのうち6・6キロ。年末年始を除く毎週火曜に両ルートで2往復ずつしている。

 同バス運営協議会の中嶋孝会長によると、平均乗車数は3・6人。乗車定員は9人で、運賃は中学生以上100円、小学生50円、障害者には半額の割引制度がある。

 普段の買い物は伊賀鉄道で、かんべ北斗号はこの日が初乗車だという同市上林の主婦、福井安代さん(41)は「すごく便利だというので乗ってみたかった」と話し、停留所がある同市阿保のスーパーに向かった。