3月にあった「チューリンゲン国際大会」の女子柔道21歳以下57キロ級で優勝し、この春に県立名張高校を卒業した堂﨑月華さん(18)が4月1日、名張市内で凱旋報告した。【後輩部員から花束を贈られた堂﨑さん=名張市東町で】

 海外に行くのも初めてだったという堂﨑さんは、同高で磨いた得意の大外刈りを武器に、5人と対戦して勝ち上がった。ブラジル人選手は力が強く、ドイツやオランダ人選手は背が高い上、肩越しに背中をつかむ「クロスグリップ」の体勢を狙ってくる特徴があったといい、「狙ってきたら、すぐに切るよう意識し対策していた」と試合を振り返る。

 母校訪問では、柔道の指導を40年以上続ける宮下豊監督(69)が「高校生のうちに、ここまでの成績を残した女子選手は初めて」と教え子を称賛。同席した母の舞さん(44)は愛知県の自宅を離れて名張で高校生活を送っていた娘の成長に「不安そうな時もあったが、周囲の方に恵まれ、心身ともにしっかりしてきたと思います」と目を潤ませていた。

 その後、市役所では亀井利克市長を始め数十人が、優勝を祝福する懸垂幕が掲げられた正面玄関で出迎え、歓迎会が開かれた。東京学芸大で柔道を続ける堂﨑さんは「ここまで成長できたのは名張高校や名張市の皆さんのおかげ。もっと強くなり、恩返しをしたい。まず日本一を目指し、世界に出て、最終的にオリンピックを目指したい」と意気込んだ。